にんじん色のドレッシング物語



せっせと耕し、ちっちゃな種をまきました。
そーっと土のお布団かけて雨とお日様が育てます。
    柔らかい葉っぱが伸びてきて、ぐんぐんぐんぐん伸びてきて、
80日も過ぎた頃、
土から掘り出したにんじんの、きれいなきれいなこの色は、
一体誰がつけたのか?



はじめは、3:1:1。基本のドレッシングでした。
とろりとオイルの多めな、黒コショウのきいたヴィネグレットソース。

やがて、オイルは少なめ、酢が多めのヘルシーなものになっていきました。
まろやかさを出すためにたまねぎをすりおろしてみました。
きれいな色があれば良いと思いました。                 
キウイなんかも試してみました。期待の緑色にはなりません。

にんじんをすりおろしてみました。とってもきれいな色です。
にんじんの味がするかというと、そうでもありません。
にんじんのカロチンはオイルと相性がいいんですよ

ここ弘前は、リンゴの街です。もちろんリンゴ酢なんかも入ってます。
内緒のかくし味も、こっそりと…。
           
サラダのために生まれたドレッシング。   
サラダをもっともっと美味しくしようとしたにんじん色のドレッシングは、
やがて、サラダそのものになっていました…とさ。おしまい。 
        
クッキング