50年以上も昔のこと。もう時効という事で。。。ね。
好奇心旺盛だった7歳の女の子を、運転席に座らせてくれた運転手さんがいました。
プライベートの時は、いつも美しい女の人が寄り添っていたのを覚えています。
ドキドキわくわくしながら、息をするのも忘れるくらいに前方をじ〜っと見据えてましたっけ。
駅のホームに降りる時、「じゅんこちゃん、ちょっと待ってね」と、サラサラと何か書いた紙を渡してくれました。
夕ご飯の時、父に見せた手紙。父の目に涙が光っていました。
「どうぞこの瞳をいつまでも曇らせる事のないように育ててください」
小さな私が、初めてもらったラブレター。

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